題して、「許せヤグ王子、一日だけ浮気しました」
ってカンジ(笑)。
なんか、その日は朝からおかしな気分だったの。
サーシャ・アブトを生で観るのは初めてだ! と楽しみで仕方がなかったはずなのに、朝から引っぱり出したフィギュアスケート・ビデオは「ペトルーシュカ」。
あれ??f(?_?)
前の晩に見た、某フィギュアスケート系BBSのカキコ「イリヤ・クリムキン出場決定」に、こんなに反応してるとは! 自分にびっくりだよ、まず。
ビデオで「ペトルーシュカ」見て、NHK杯「サニーボーイ」見て、さらにGPF「ミスター・ディーゼル」見て・・いやでも気分は盛り上がってきました。
「よし! 花束だ♪」
∴
▽_(.^ )〜〜♪♪♪
速攻でプリンスのスケートセンターに電話しました(笑)。
おそるおそる・・「選手に花束を渡すことはできますか?」とお伺いをたてると、「ええ、フィナーレのあとなら渡せますよ。お待ちしてます」と即答。はい、わかりやした。こんなこと常識なのね。すみません、アイス・ショーは初めてなものですから。
アイスショーの開催地、新横浜は地元もいいとこ。家から30分だもんね。鼻息荒く出かけました
c=( ̄・・ ̄)
駅の構内のフローリストで花束を購入。ここのお姉ちゃんはけっこうセンスいいので、イメージを伝えればきちんとつくってくれる。「黄色とオレンジのお花をメインに、2,000円くらいでつくって下さい。この小さいひまわりも入れてね」
・・陳腐だとお思いでしょうが、もちろん“サニーボーイ”だから。2,000円という中途ハンパな値段が、小市民的。
(渡せなかったらもったいないという、ケチな気持が捨てきれない)
お値段のわりには素敵な仕上がり・・。えっへっへ〜(^m^)゛てな気分で、意気揚々と会場に向かったのでした。
アイスショー会場に着くと、南側の最前列正面っていうのか? リンクの辺の短い側は、にぎやかな女性陣で、すでに興奮じょうたい。このおねえさまがたは、サーシャ軍団らしい。
私は東側10番という席。最前列だが、ジャッジ席の反対側。でもリンクとの距離の近さに、ちょっと感動。京都(※NHK杯)の時とは大ちがい。
そして・・いよいよ、イリヤ登場! 背はあまり高くない。しなやかなのにがっしりしてるって感じ。
ふしぎなフンイキ。出てきたとたん、空気が独特なものに変わりました。
イリヤの演技は、率直に言うと「一般受けしない」かも(笑)・・あまりにも独特だから。
NHKの刈屋アナはこれを「クリムキン・ワールド」と呼んでます。
J−Skyスポーツ解説の杉田さんなぞは「特殊な技術とオリジナリティーをもった、特殊な選手」とまで言ってます。
※欧州選の女性アナは「22歳、個性派」って言ってました(い)
たしかにある意味“ワールド”だな。見てる人をトリップさせる、あの独特な空気。ショーのメインテーマ「ヒーロー伝説(笑)」は一体どこへ? サーシャ・アブトファンらしい、近くの席の子どもがつぶやいてたよ。
「あのお兄ちゃんコワイ〜:o(>_<)o:」って・・(爆)
でも、クリムキンの演技を一度でも見たことある人なら、これぞ真骨頂と感じる内容でした。メインは、NHK杯、欧州選EXでもやってた「ノートルダムの鐘」。
※ヤグもこれをEXで滑るってウワサが以前あったが(結局プレス発表のみだったらしい)、イリヤとカチ合う企画だから、やめといたのかしらね。
たしかにこのテーマは、ヤグよりイリューシャ向きだろう・・(い)
衣装は、フードをすっぽりかぶってはじめるタイプのと、「ミスター・ディーゼル」のメッシュ系のと2パターン。
※欧州選ではとちゅうで背中から出したフードかぶってましたね・・(い)
ヤグとはまたちがう、みょうな色気あり。そして、背中にはタトゥー。あれ、なんのモチーフ?
そしてあの、得意のスピンとイーグル。やっぱり、凄い!!
演技はキャメル・スピンから入ります。抑えたスピードで、くるくる〜とはじまり、そして逆回転スピンへ・・。
これができる人は限られてるとか。たしかに、間近で見る逆回転は衝撃的。反時計回りが、ふつうのポジション。時計回りが逆ポジション。でもどっ
ちも同じくらいキレイ。足の角度や位置がまったく崩れない。美しさを感じました。
そしてこれでもか〜! というほど回ったあと、さらに回りたおし、「いつもより多めにまわしております」って感じ・・
※おめでとぅぅ〜ございます(^△^)/(い)
・・そして、すぐ3サルコウ。このスピン直後のトリプルジャンプっていうのも、京都NHK杯ではじめて観て、ゾクっときたっけ。あのとき会場全体から湧きあがった“どよめき”が、脳裏をよぎりました。
中盤は、氷に膝をついたりの、ゆっくりテンポのパフォーマンス。
あからさまな表情をつけた、派手な振付の演技ではないけど、胸にじわじわ〜とくる演技。
ヤグ王子のように観客を味方につけて、内から外へと発散するような演技ではない。むしろどんどん自分の中へ沈潜、内向していくような・・とでもいうか。
なにより、あの変形イーグル!^.^*)
あの華奢(きゃしゃ)な身体のどこに、あの体勢を支える筋肉があるというんだ〜?!
きっと細くてしなやかな、鞭のような筋肉なのだろう・・。ため息つきつつ、たんのうしました。
すっかりあのイーグルが彼の代名詞のようにいわれてるけど、ほんとに凄いのは、アップライト・スピンなの。よく見ると、エッジの後ろのほうにのって回ってるのがわかる。「ペトルーシュカ」でもあのスピンの威力はじゅうぶん発揮されてたけど、今回のショーも、それはそれは凄かった。
そんなこんなで、あっというまにフィナーレ。
サーシャとイリヤは、最前列の女の子たちのキャー!! という声援と、花束&プレゼント攻撃に、順番にこたえてました。(代々木GPFのヤグ&プルを思い出していただければOK)
「こっち来てくれなかったらどうしよう・・」 もう、心臓バクバクしてました。
でも、スイーッとこっち側に滑ってきたので、恥も外聞もなく「イリヤ!」と呼びとめ・・あの花束を差し出したのでした。「THANK YOU・・!」ニコニコしながら滑ってきて、花束を受け取りながら、
頬を私の頬にくっつけ、ギュッと肩を抱きよせてくれました〜(///)
ぱっとイリヤが腕をほどいた瞬間、自分の顔のすぐそこ、10cmくらいの至近距離にイリヤのあの青い目がありました!!!
もうもう・・「日本に来てくれて、あ、アリガトウ」と、片言の英語で言うのがやっとでした〜!
ほっぺの感触もなんも覚えとらんぞ!! ただ
「白くてつるつる」
っていう、ぼんやりしたイメージだけ。
こりゃ私もヤキがまわったな。これがヤグだったら、かたまったまま、きっと花束も渡せなさそう。鍛錬しとかねば!
となりのおねえさんは、一生懸命サーシャに握手を求めてたので、私も、ここぞとばかりにイリヤにサインまでおねだり、無事にしてもらえたのでした。
ねえイリヤ、サーシャの観客サービスに徹した演技を見て、何を感じた? あのゆとりと貫禄を見てどう思った? (生で見て、サーシャ・アブトってこんなにもショー向きの滑りが出来る人だったの? ってホントびっくりよ、もう☆)
※うわさの“ぬぎぬぎマラカス・マンボ”ね f(^_^;(い)
イリヤ、ショーの序盤のきみは、すこ〜しだけ控えめに思えたから。
黄色い声援も、お花の数も、やっぱりサーシャ兄さんのほうが、少しだけ多かった。
でも・・きみは、きみのままでいいのよ。そう言ってあげたいって気がする。
イリヤ・クリムキンから私が感じるものは、何だろう?
繊細さ、美しさ、苦悩、そしてあどけなさ?
大人でも、子どもでもない、男でも、女でもない、ふしぎな感覚。宇宙人?・・そんな気さえしてくる。
ヤグには文句なしに「惚れた」けど、イリヤはちょっとちがう。う〜ん・・何だろう?
でも、とっても気になる、とっても素敵な存在であるにはちがいない。