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●98−99シーズン

★灼熱のつむじ風、来たる。
☆99・GPファイナルのアラビアのロレンス(FP)
ロシア時代に比べ、いきなり演技のスケールが何回りも巨きくなった印象。
もしもいま、この演技でこの選手を生まれてはじめて見たとしても、この演技だけで、ひと目惚れするな。
そう確信できるのが、うれしいような、哀しいような・・。

モーリス・ジャールの音楽と、映画のイメージがケタはずれに雄大なので、この演技はじめて見たときは正直、もの足りなく感じた。
というのも、映画の内容をホーフツとさせる「グラディエイター」「仮面の男」みたいな演技を、期待してたせいだろう。
(※私は『仮面』シーズンからのファンなので、過去にさかのぼり、順番を逆に見たわけです)

今回、しみじみ見直して、これは映画というより、音楽そのものを表現しようとしたんだ、と気づいた。
あるいは、砂漠の風景というか、ふんいきそのものを。
それが正解だろう。あの超大作かつ大名作を、ほんの数分の演技で、表現しきれるもんじゃない。たとえ、ヤグでも。
動きはゆったり、なれど変幻自在。
↑ときに緩慢に見えるほど、ゆったりした動きの連続だが、撮ろうとすると、変幻自在なのに驚く。
とくに腕の動きがゆったり大きく、全身でのびやかに、ひたすら曲線と、円を表現してる。
そして・・見えてきたのは、風紋だった。砂丘に風が作り出す、あの絶妙な一瞬の造形。
人間くささは、時々、かいま見える。首をかき切るようなしぐさ、そして心臓を差し出すようなしぐさ(ここでは、まだ未完成の印象が強いが)。
人間は、点景でしかない。だからこそ、砂漠なんだな。納得。
アラビア舞踊風、そしてフィニッシュ!
→ちらっと、アラビア舞踊風の振付も入る。
そして、はげしい音楽に合わせた、斬れ味のいいフィニッシュ!

カメラ目線〜♪
←キスクラ、タラママに肩抱かれて、片手で何度もガッツポーズ。
その後、ちらりとカメラ目線♪(このあと、ひしと抱き合う)

この時の演技は、全体的にジャンプはあまりクリーンではない。
冒頭の3アクセル−3トゥのコンボはきれいだが、4回転トゥの着地はあやしいし、つづくアクセルはダブルになる。
以下は3フリップ−3トゥのコンボ、3ループ、3ルッツ、3サルコウ単独。
そのせいか、技術点は5.8が6人、5.9が1人だが、芸術点は5.8が2人、5.9が5人で、優勝。

わーいロシア国旗が3本あがった〜♪←このGPファイナルは、1位ヤグディン、2位ウルマノフ、3位プルシェンコ。
ロシア勢が表彰台独占。思えば、ロシア男子の黄金時代でした・・。

追伸:
ところでこのGPシリーズのヤグの戦績、
「アメリカ大会:1位(Opt) ドイツ大会1位(12pt)、フランス大会(12pt)」と
字幕で出てたけど、GPシリーズって3大会出場していいんですっけ?
(この当時はよかったのかな?)ごぞんじの方、いたら教えてくださいまし。


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